チャールズ・シュワブ、規制変更後に直接的な暗号通貨投資提供を模索：ブルームバーグ

米国の大手金融サービス企業であるチャールズ・シュワブは、次期政権による好ましい規制変更が見込まれる中、顧客に現物暗号通貨取引を提供することを目指していると、同社の現社長で次期最高経営責任者（CEO）であるリック・ウースター氏がブルームバーグに語ったと報じられました。

シュワブは現在、暗号通貨の上場投資信託（ETF）や先物を提供していますが、主要な伝統的金融（TradFi）プレイヤーからの暗号通貨関連製品が好調であることから、暗号通貨の提供を拡大することを目指しています。例えば、米国の現物ビットコインETFは、水曜日にその総純資産価値が1,000億ドルを超え、機関投資家にとってますます魅力的になっています。

ウースター氏は、1月1日にCEOに就任する予定で、ブルームバーグに対し、個人的にはすぐに暗号通貨を購入する予定はないが、同社の顧客が暗号資産を購入することを支持していると述べました。

同社の決定は、暗号市場における強いラリーと成長するポジティブな感情の中で行われており、暗号通貨支持派の共和党員ドナルド・トランプの再選によって後押しされています。

トランプ氏は、選挙キャンペーンを通じて暗号通貨業界の成長を声高に支持し、国のための戦略的ビットコイン準備金の設立、ビットコイン採掘と分散型金融への強力な支持、証券取引委員会（SEC）委員長ゲイリー・ゲンスラーの解任を約束しました。

ゲンスラー氏は、木曜日に2025年1月20日に同機関を去る予定であると発表しました。ゲンスラー氏は、Coinbase、Binance、Krakenを含む米国の主要な暗号通貨プレイヤーに対する執行措置を主導してきました。