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アルパカファイナンス、全プロダクト提供終了へ、市場低迷と収益減で

アルパカファイナンス、全プロダクト提供終了へ、市場低迷と収益減で

neweconomy-news (JP)2025/05/28 10:54
著者:大津賀新也

アルパカファイナンスの全プロダクトが提供終了へ

DeFi(分散型金融)プラットフォーム「アルパカファイナンス(Alpaca Finance)」の全プロダクトが提供終了となることが5月17日に発表された。

「アルパカファイナンス」はBNBチェーン(BNB Chain)とファントム(Fantom)上でレバレッジ型イールドファーミングを提供するレンディングプロトコル。2021年のDeFiブーム期にローンチし、ピーク時にTVL(総預かり資産額)は10億ドルを超え、BNBチェーン上で最も利用されたプロトコルとなっていた。

発表によると今回のサービス停止の主な理由として、市場の低迷が挙げられている。2025年初頭に市場が下落に転じたため、進展していた買収交渉が失敗。さらにTVLや収益が減少したという。「アルパカファイナンス」では大幅な人員削減も行ったが、2年以上の赤字が続いていたと明かされている。

また4月に同プロトコルのネイティブトークンである「ALPACA」が、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)で上場廃止されたことが、もうひとつの大きな打撃になったとのことだ。

「アルパカファイナンス」は「DeFiを取り巻く環境は劇的に進化しています。競争が激化し、飽和状態が進み、新規トークンを配布できる大規模で資本力のあるプレイヤーが有利になる傾向にあります」とも述べている。

発表によると「アルパカファイナンス」は6月の第1週までに、すべてのファームで新規ポジションの開設を無効にするとのこと。また6月30日までに残っているアクティブなポジションは自動的にクローズするとも伝えている。そしてユーザーが資産を引き出すための猶予として、12月31日までは、「アルパカファイナンス」のフロントエンドを維持し稼働させるとした。

「ALPACA」は直近で約0.08ドルで取引されており、2021年の史上最高値から90%以上下落している。 

After extensive internal deliberation and a thorough evaluation of possible paths forward, we have made the incredibly difficult decision to begin sunsetting Alpaca Finance and all of its products. This choice wasn’t made lightly, but we believe it is the most responsible course… pic.twitter.com/kwLXv87BsR

— Alpaca Finance 🦙δ0 (@AlpacaFinance) May 26, 2025

参考: アルパカファイナンス
画像:iStocks/Cemile-Bingol

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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