Stripe(ストライプ)、ステーブルコインに「非常に関心」=統合検討で銀行と初期協議
Stripeがステーブルコインに「非常に関心」
Stripe (ストライプ)のジョン・コリソン(John Collison)氏は、明確なステーブルコイン規制がなければ英国は後れを取るリスクがあると警告している。
共同創業者の同氏は、ブルームバーグの インタビュー で、Stripeはすでに銀行と、グローバル決済におけるステーブルコインの活用方法について協議している事を明らかにしたうえで、次のように述べている。
銀行は、ステーブルコインを単に軽視したり、一時的な流行として捉えたりしているわけではありません。銀行は、自社の製品にステーブルコインをどのように統合すべきかにも非常に関心を持っています。今後、当社の決済の大部分はステーブルコインで行われることになり、間違いなく、今後当社の事業の大きな部分を占めるだろう。
今回の動きは、グローバル決済システムとデジタル資産管理におけるステーブルコインの重要性の高まりを改めて浮き彫りにしている。同氏は、どの銀行が関与しているか、また具体的なユースケースについて協議しているかは明らかにしていないが、銀行は「非常に関心を持っている」と述べ、ステーブルコインを「一時的な流行」として片付けているわけではないと訴えた。
昨年(2024年)には1兆4,000億ドル(約200兆円)の取引を処理した世界的決済大手の同社は、この1年間で最も注目を集めた2つのイノベーションテーマである仮想通貨とAI(人工知能)に関する新たな取り組みを進めている。同年10月に同社は、ステーブルコインプラットフォームBridgeを11億ドルで買収する契約を締結。テキサス州に拠点を置く同社は、SpaceXやStellarといった有名企業にサービスを提供。この買収は、同社の戦略である、ステーブルコインの世界的な普及と、より容易で経済的な金融取引への活用を促進することの一環だが、あくまでもその始まりに過ぎない。
ステーブルコイン製品の開発へ
同氏は2025年4月、同社が米ドル建てのステーブルコイン製品の開発に取り組んでいると発表。
現在テスト段階にあるこの製品は、米国、英国、欧州以外の企業ユーザーを対象としており、同社の強化された機能を活用することで、米ドルの世界的な普及拡大を目指している。
今月初め、同社は、101カ国の企業が米ドルに裏付けられたステーブルコインで資金を管理できる「ステーブルコイン金融口座」を開始。また、不正検出を強化し、取引承認率を向上させるために設計されたAIシステム「Payments Foundation Model(決済基盤モデル)」も発表している。同社はステーブルコイン市場への進出の一環として、ステーブルコインと仮想通貨に特化した100名近くにのぼる人員を集めてグローバルチームを編成し、サンフランシスコ、ニューヨーク、ダブリン、ロンドンで採用を拡大する計画があると述べている。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
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