ビットコイン、11万ドル復帰、何があった?史上最高値トライか!【仮想通貨相場】
ポイント
・11万ドルに上昇
・米中交渉とSEC発言でリスクオン強まる
・Circle株急騰、USDC需要増が暗号資産相場を牽引
・トランプ・マスク緊張緩和、市場に安心感
昨日一昨日のBTC相場
一昨日(6月9日)および昨日(6月10日)のビットコイン(BTC)市場は上昇。
月曜日の朝方、106,000ドル(約1,535万円)を上抜け、108,000ドル(約1,565万円)に到達。火曜日の朝方には110,000ドル(約1,595万円)台に値を伸ばし、その後は110,000ドルを挟んだ高値圏でのもみ合い推移が続いている。
BTCは5月23日に112,000ドルでピークアウト。先週金曜日に100,000ドル近辺で反発すると、週末は106,500ドル台半ばの半値戻しに上値を抑えられていた。
月曜日の時間外取引で、ブラックロック、アーク・インベストメント、SBIグループなどが投資を表明したCircle社の株式が急上昇。BTCも連れ高となり、ロンドンで始まった米中閣僚交渉への期待感から106,500ドルの半値戻しをクリア。前週の戻り高値107,000ドルも上抜け、108,000ドル台まで値を伸ばした。
さらに、アトキンスSEC委員長が米国民には暗号資産を自己管理する権利があると発言し、好感されてBTCは強含んだ。トランプ大統領がホワイトハウスのテスラ車は売却しない、マスク氏と話すのも問題ないと述べ、マスク氏も大型減税で年後半リセッションとなるとの投稿を削除。両者の緊張が緩和され、テスラ株が引けにかけて急上昇する中、BTCは110,000ドル台に値を伸ばした。
その後、いったん108,000ドル台に値を落としたが、CME先物で朝方に開けた小さな窓の窓埋めが完了すると、2日目に入った米中通商交渉への期待や、インドやメキシコとの交渉が進展し合意が近いとの観測も好感され、再び110,000ドルに到達。中国の枠組み合意やトランプ関税差し止め判決の延長もあり、BTCは110,000ドルを挟んだもみ合い推移を続けている。
本日のBTC相場
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著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
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