タイSEC、新ICO規則を強化で知識テストの簡素化とリスク審査の厳格化へ
タイSECが新ICO規則強化へ
タイSEC(タイ証券取引委員会)は、頻繁な知識テストの再実施を廃止することでトークン投資家の負担を軽減するとともに、個人投資家の保護を強化するため、より厳格なリスク評価を 導入する 事がわかった。
タイSECは、非機関投資家の保護と重複審査の削減を目的とし、投資家とプラットフォームの負担を軽減し、国際基準への準拠を向上させることを目指し、ICO(Initial Coin Offering:新規仮想通貨公開)に関する規制を改訂する提案を明らかにした。
SECの声明によると、既にテストに合格した投資家に対する3カ月ごとの知識テストの再実施を廃止し、これまでトークン投資前に四半期ごとにテストを受けなければならなかった一般投資家が、市場に参加しやすくなる。
東南アジアの近隣諸国のほとんどを仮想通貨規制の面でリードするタイ
新規則では、経験の有無にかかわらず、デジタルトークンに投資するすべての個人投資家に対し、適合性テストの実施が義務付けられる。
この評価により、投資家のリスク許容度が商品のリスクレベルに適合しているかどうかが判断されるという。SECは、これらのテストを現行の3カ月ごとの更新要件から、少なくとも2年ごとに更新する必要があると規定しており、次のように述べている。
この提案は、3カ月ごとの評価を受ける必要性をなくすことで、ICOポータルと投資家の双方の負担を軽減することを目的としています。
Blockon Venturesの創設者であり、ブロックチェーン推進派のジャグディッシュ・パンディア(Jagdish Pandya)氏は提案されている知識およびコンプライアンスに関するテストについて次のように述べている。
“アマチュア投資家”が盲目的にICOに飛び込み、詐欺的なトークン販売時代の過ちを繰り返すことを抑止するのに役立つ
同氏は、タイが仮想通貨市場の規制において地域諸国よりも先進的であり、シンガポール、マレーシア、フィリピンなど、東南アジアの近隣諸国のほとんどを仮想通貨規制の面でリードしている。タイのICOプラットフォームは合法的な資金調達を可能にしており、これは既にUAEや香港よりも優れたベンチマークとなっていると述べている。
改訂された規則では、機関投資家とプロ投資家は引き続きこうしたテストの対象外となる。今回のアプローチは、経験豊富な市場参加者の条件の自由化と、経験の浅い個人投資家の保護のバランスを取ることを目的としている。なお、新規則に関する公開討論は2025年8月1日まで行われ、規制当局は、最終版に影響を与える可能性のある関係者からの意見提出を歓迎している。
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