過去24時間でXRPは10％下落したが、リップル関連のこの仮想通貨は2018年の史上最高値を上回る可能性が依然として残されているという。
「これほど変動の激しい市場で正確な価格帯を特定するのは難しいが、もし市場環境が良好に推移し、ビットコインからの資金移動が続けば、現在の最高値を突破しても不思議ではない」──仮想通貨取引所ビットパンダのルーカス・エンツァースドルファー＝コンラッド副CEOは、23日にコインテレグラフに語った。
XRPは市場全体の上昇にかかっている
XRPは先週金曜日、年初来高値となる3.66ドルを記録したが、2018年1月につけた史上最高値の3.84ドルにはまだ届いていない。
記事執筆時点のXRP価格は3.21ドルで、過去24時間で10.20％下落している。
ただしエンツァースドルファー＝コンラッド氏によれば、XRPが単独で他の仮想通貨を凌駕するような明確な材料は見当たらず、今後の上昇はアルトコイン市場全体の勢いにかかっているという。
「XRPの短期的な値動きは、現在のアルトコイン市場のモメンタムが維持されるかどうかに左右される」と同氏は述べた。
コインマーケットキャップの アルトコイン・シーズン・インデックス によれば、市場の関心がビットコインからアルトコインに移る兆しが見られており、インデックスは日曜日に「ビットコイン・シーズン」から「アルトコイン・シーズン」へと転じた。
一方で、仮想通貨市場全体の上昇に伴い、過去30日間でビットコインのドミナンスは5.41％低下している。この動きは、資金がアルトコインに流れていることを示すものだ。
XRPはアルトコイン市場全体の心理に「非常に敏感」
エンツァースドルファー＝コンラッド氏は、流動性が維持され、アルトコインへの信頼感が保たれれば、さらに強気の勢いが生まれる可能性があると述べている。
「XRPは、アルトコイン市場全体のセンチメントや規制をめぐるナラティブに非常に敏感に反応する傾向がある」と同氏は指摘する。
「今注目すべきなのは、このモメンタムが他のアルトコインにも広がるのか、それとも特定の銘柄に集中したままか──この点がXRPの動きの持続性を占う鍵となる」
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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