- SECの新しい基準が暗号資産ETFの承認を後押しする可能性
- 今後1年以内に100本以上の暗号資産ETFが登場する可能性
- 以前の標準化でETFの上場数が2倍に増加
米国証券取引委員会(SEC)は、暗号資産上場投資商品(ETP)のための共通上場基準の採用を検討しており、この動きは暗号資産投資の状況を一変させる可能性があります。BloombergのシニアETFアナリストであるEric Balchunasは、このような規制の明確化が新たな暗号資産ETFの大量登場につながる可能性があると考えています。
過去にSECが従来型ETFのために同様の上場ルールを導入した際、新規上場数が劇的に増加しました。Balchunasは、これらの変更後にETFの上場数が2倍になったことを強調し、暗号資産分野でも同様の成長曲線が見込まれると示唆しています。
100本以上の暗号資産ETFが登場する可能性
Balchunasは最近の投稿で、これらの共通上場基準が採用されれば、今後12か月以内に100本以上の暗号資産ETFが市場に登場する可能性があると述べました。このような急速な拡大は、暗号資産投資業界にとって大きな節目となり、機関投資家と個人投資家の双方にとって、より多様でアクセスしやすい暗号資産商品が提供されることになります。
また、こうした展開は業界内の競争とイノベーションを促進し、投資家にとって商品品質の向上や手数料の低下につながる可能性が高いとも指摘しています。
暗号資産市場の正当性向上への後押し
暗号資産ETFの上場ラッシュが実現すれば、デジタル資産は従来の金融界でさらに正当性を得ることになります。規制当局による受け入れと明確なガイドラインは、しばしば機関投資家の資本を呼び込み、暗号資産ETFの急増はメインストリームへの普及の入り口となる可能性があります。
市場参加者がSECの今後の動向を注視する中、これは暗号資産ETFエコシステムにとって決定的な瞬間となるかもしれません。従来型ETFで起きたことが繰り返されれば、暗号資産市場は大きな飛躍に向けて準備を進めている可能性があります。
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