CMEグループCFTC規制下でSolanaとXRPオプションを上場
機関投資家に新たなヘッジ手段を提供し規制市場の拡大を促す
米国のデリバティブ取引大手 CMEグループ は、 CFTC (商品先物取引委員会)の規制下にあるソラナ(Solana/ SOL)およびXRPのオプション取引を正式に開始した。
CFTC-regulated options on Solana and XRP are now live and trading today 🚀
✅ Seamless integration: Physically settled into the underlying futures contract.
✅ Flexible exposure: Trade larger and micro sizes.Explore Crypto options contracts ➡️ https://t.co/lVXqqYagAG pic.twitter.com/RF5COIFX98
— CME Group (@CMEGroup) October 13, 2025
SolanaとXRPのCFTC規制オプションが本日取引開始。シームレスな統合:原資産先物契約に物理的に決済。
柔軟なエクスポージャー:大口から小口まで取引可能。暗号オプション契約の詳細を見る
対象はSOL、Micro SOL、XRP、Micro XRPの先物に対するオプションで、満期は営業日の毎日、毎月、四半期ごとに設定できる。契約は物理的決済(フィジカル・セトルメント)に対応し、標準サイズとマイクロサイズの双方を提供する。
CME新オプションの概要と市場反応
CMEは今回の上場について、機関投資家のリスク管理ツールを強化する狙いを示している。
仮想通貨製品担当のジョバンニ・ヴィチオソ(Giovanni Vicioso)氏は、異なるサイズの契約により機関からアクティブな個人まで幅広い参加者が柔軟にエクスポージャーを管理できると説明した。
500SOL単位の標準ソラナ先物は3月中旬の開始後、8月に建玉が10億ドル(約1,511億円)を超えた。標準50,000XRPの先物も、取引開始から約3カ月で同水準に到達している。CME全体の仮想通貨デリバティブの想定未決済建玉は9月中旬に過去最高の390億ドル(約5.9兆円)となり、8月の未決済契約数は33万5,200枚で前年同月比95%増となった。オプションの追加はSOLとXRPの流動性を厚くし、スプレッド縮小やスリッページ低減など価格効率の改善が見込まれる。
決済の設計
新オプションは対応先物と連動し、物理的決済に対応する設計となっている。満期頻度を選択できることで、短期ヘッジから中期運用まで幅広い戦略に合わせやすい。
規制市場で広がる需要と今後の展望
規制対象のデジタル資産オプションが主流金融に浸透するにつれ、機関は準拠環境でのヘッジ手段を拡大している。
米国では仮想通貨デリバティブへの需要が着実に増えており、CMEは規制当局の審査を経て、2026年初頭にビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)の先物およびオプションを24時間365日取引可能にする計画を進めている。
他社動向と競争環境
米国ではコインベース(Coinbase)がソラナ先物を導入し、クラーケン(Kraken)やロビンフッド(Robinhood)もマイクロ先物を提供している。こうした動きと並行してCMEのオプション上場が進むことで、規制市場におけるデリバティブの選択肢と流動性がさらに拡大するとみられる。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
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