主なポイント
- Whaleは1週間で3億5000万ADAを売却し、価格が15%下落した。
- ADAは大きな対称三角形内で取引されており、$0.69付近のサポートをテストしている。
- 指標は中立で、RSIは45.6、MACDは横ばい、CMFも中立。
著名な暗号資産アナリストのAli Martinezは、大口のCardano ADA $0.69 24時間ボラティリティ: 2.7% 時価総額: $25.18 B 24時間取引量: $1.60 Bのアドレス(1億から10億ADAを保有)が、暗号資産市場の不透明感が高まる中、過去1週間で約3億5000万ADAトークンを売却したことを明らかにした。
過去1週間でWhaleによって3億5000万Cardano $ADAが売却された! pic.twitter.com/M8tJyJ4HyU
— Ali (@ali_charts) 2025年10月15日
この大規模な売却により、週次で15%の価格下落が発生した。このような大規模な売り抜けは、利益確定や主要保有者の信頼感の欠如を示すことが多く、短期的な弱気感情を引き起こす。
Whaleの売却圧力がADA価格に影響
Martinezによると、この売却局面は、ADAが数ヶ月ぶりのレジスタンスラインを一時的にテストした後、Whaleが比較的高値でADAを手放したタイミングで発生した。
しかし、オンチェーン指標によれば、Whaleの売却以外に大規模な取引所への流入は見られず、リテール保有者は概ね保有を続けていることが示されている。
Martinezはまた、ADAの価格構造が2022年から形成されている大きな対称三角形パターン内にとどまっていると付け加えた。
アナリストは、ADAが$0.9を突破すれば、次のターゲットは$1.8となり、2025年に買うべきトップ暗号資産になると述べている。
Cardano $ADAが$0.90を超えれば、次は$1.88 pic.twitter.com/h6mLxVlSAo
— Ali (@ali_charts) 2025年10月14日
ADA価格分析:長期サポートのテスト
週足チャートでは、ADAが2021年の高値から続く下降レジスタンスラインを繰り返し拒否していることが示されている。現在、ADAは$0.69で取引されており、$0.53〜$0.71付近の重要な水平サポートゾーンのすぐ上に位置している。
Bollinger Bandsは、ADAが$0.76付近のミドルバンドを下回っているため、ボラティリティが収束していることを示しており、短期的には売り手が依然として主導権を握っていることを確認している。
しかし、このレベルを上抜けすれば、$0.90や$1への回復初期段階となる可能性がある。

モメンタム指標付きADA週足チャート | 出典: TradingView
一方で、RSIは約45.6、MACDヒストグラムはややマイナスだが横ばい傾向。また、Chaikin Money Flow(CMF)は0.11付近で中立を維持しており、資本流出が減速していることを示している。
数年にわたるレンジ相場の終焉か?
ADAは$0.69〜$0.53のレンジを守り、$0.75〜$0.80付近の下降トレンドラインを明確に上抜ける必要がある。この動きが実現すれば、$0.90への上昇、さらに$1.8662へのブレイクアウトが引き起こされ、ADAの数年にわたるレンジ相場が終わる可能性がある。
一方、弱気シナリオは、ADAが$0.53を上回って維持できなかった場合に現実化する。この水準を週足で下回ると、三角形パターンが無効となり、価格は$0.40やそれ以下まで下落し、2022年の安値への道が再び開かれる可能性がある。
next