見解：Uniswapが0.15%の追加手数料を課すのは賢明ではないと感じる

著者は、Uniswap Labsに手数料を支払い、UNIには支払わないことは、一方でUNIが「意味のないガバナンストークン」であることを証明し、もう一方でチームが継続的に大量のUNIを売却しており、資金に問題がないにもかかわらず、このタイミングで成長を犠牲にして収益を選ぶのは非常に不可解な行動だと考えています。

執筆：CapitalismLab

Uniswapが0.15%の追加手数料を導入することは、賢明とは思えません。簡単に言えば：

1. Uniswapの公式ウェブサイトや公式モバイルウォレットなどのフロントエンドでの取引のみが対象 
2. ETH、WBTC、ステーブルコインなどの主要な取引ペアのみが対象 
3. 手数料はUniswap Labsに支払われ、$UNI保有者とは無関係

Uniswapのフロントエンドは全体の取引量の13%しか占めていませんが、Mevなどのアービトラージ取引を除き、能動的な取引行動のみを考慮すると、その割合は依然として非常に高く、アグリゲーターよりもはるかに高いです。これは他のDEXと比較した際の大きなアドバンテージです。

多くの人がミームコインを取引する際にもUniswapのフロントエンドを直接利用することを好みます。なぜなら、アグリゲーターと比べてGas Feeが安いからです。現在botが一定のシェアを持っていますが、DAU（デイリーアクティブユーザー）で見ると、その割合はUniswapの約10%に過ぎません。 

今回は主要な取引ペアのみが対象ですが、今後他の取引ペアにも拡大されるかどうかは不確定です。ユーザーは今後、無条件にUniswapのフロントエンドを使うことができなくなり、これは間違いなくユーザー体験を損ない、Uniswapフロントエンドの利用率を低下させ、より多くの人がアグリゲーターなどに移行することになります。これはUniswapの競争力にとって良いことではありません。 

「Metamask swapも手数料を取っている」と言う人もいますが、一方でUniswapのフロントエンドはMetamaskと比べて同列には語れませんし、もう一方でUniswapを利用する初心者は少なく、このような「知識税」を徴収するのはより困難です。 

さらに、この手数料設定は非常に高く、Uniswap自身が誤解を招く比較表を作成しています。実際には、現物取引の主要なチャネルであるBinanceは0.1%しか手数料を取らず、BNB保有者やVIPには多くの割引があり、さらにUniswapのLP手数料（0.05%-1%）もありません。

手数料がUniswap Labsに支払われ、$UNIには支払われないことは、一方で$UNIが「意味のないガバナンストークン」であることを証明し、もう一方でチームが継続的に大量の$UNIを売却しており、資金に問題がないにもかかわらず、このタイミングで成長を犠牲にして収益を選ぶのは非常に不可解な行動です。

総じて現時点では賢明な判断とは言えず、一般ユーザーとしてできることは、アグリゲーターをより多く利用し、Uniswapのフロントエンドの利用を控えることです。