アニモカ・ブランズ創業者のヤット・シウ氏は、自社をアルトコイン市場全体へのエクスポージャーを投資家に提供する企業として位置づける考えを示した。アニモカは来年、逆さ合併を通じて上場する計画を 進めている 。
シウ氏は水曜にコインテレグラフの取材に応じ、「アルトコインは最終的に、全体としてビットコインをアウトパフォームする」と語った。
同氏はビットコイン(BTC)を金に例え、「単体で金の時価総額を超える企業は存在しないが、上場企業全体を集めれば金の約5倍から6倍の規模になる」と指摘した。
さらに、「仮想通貨に参加する理由はビットコインを保有するためではなく、ビットコインはあくまで準備資産として持っているだけだ。使っているわけではない」と強調し、Web3ゲーム、ガス代、DeFi、DePINなどアルトコインの幅広い実用性を指摘した。
初期のアマゾンやグーグルに投資できるようなもの
「これらすべてのアプリケーションは古典的な定義ではアルトコインだ。ある意味、ミームコインでさえアルトコインだ」とシウ氏は語った。
同氏はアニモカの投資方針について、2000年代初頭にアマゾン、グーグル、eBay、アリババなど「最も興味深い」インターネット企業群に横断的に投資できた機会になぞらえた。
「われわれはそのポジションが非常に良い」と述べ、仮想通貨業界は初期インターネットのような勝者総取り構造にはならず、単一の覇権アルトコインが生まれる可能性は低いと見ている。
「勝者を拾う」ための巨大ポートフォリオ
アニモカ・ブランズの ポートフォリオ は十分に大きく、その中から将来の勝者を取り込めるとシウ氏は語る。
アニモカが出資する628社のうち、230社がゲーム関連で、最も大きなカテゴリとなっている。インフラ、人工知能(AI)、分散型金融(DeFi)分野への投資も増加している。
またアニモカは、一般投資家よりはるかに低いバリュエーションでアルトコインにアクセスし投資でき、その恩恵を株主に還元しているとした。
今月初め、アニモカ・ブランズはAI特化フィンテック上場企業カレンシー・グループとの逆さ合併を通じて、来年ナスダック上場を計画していると 発表した 。
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